最近はセミリタイアやFIREなどの言葉を知っている人も多くなってきました。
実際、ぐーくるトレンドという、検索回数から流行の度合い確認できるサービスで検索してみたところ、「セミリタイア」などのキーワードで検索している人が年々多くなっている傾向にあることが分かりました。
しかし、憧れるセミリタイア生活は実際に実現してしまうと思ったほどよいものではない可能性が高いです。
本当にセミリタイアしてしまうとよほど目的がない限り暇になってしまう
定年よりも少し早い段階でのアーリーリタイアであればいいのですが、若い時にセミリタイアしてしまうととても退屈になるかもしれません。
仕事が嫌いだからという理由で会社や仕事を辞めたとしても、それをやらない時間を何に使うかという事を考えなければならないのです。
何かやるべきことがあったり、病気などの事情でやむを得えずセミリタイアするのではあればいいのですが、
ただなんとなくとか、仕事をやめたいからという理由でセミリタイアすると、膨大な時間に苦しむことになるのではないでしょうか?
もっともそのくらいの理由セミリタイアすることは相当難しいとは思いますが・・・
いつでも仕事を辞められる状態になる利点
というわけで、よほどの理由でもない限り本当にセミリタイアして会社や仕事をめてしまうのではなく、
「いつでもセミリタイアできる状態」を目指して資産を構築しつつも、
実際には仕事を辞めないという方がより健康的な生活を送れる可能性が高いと思うのです。
そして、セミリタイアできる状態であれば、資産があったり、給料以外の収入がある状態ということなので、自分の好きなことを仕事にすることが可能です。
このように会社の報酬に縛られない状態になれば、むしろ仕事を楽しめるようになり、楽しみながら仕事をするのでより成果が出せる・・・
という相乗効果が得られる可能性さえあるのです。
本当にセミリタイアしないなら、目指すだけ無駄?
例えセミリタイアできる状態になっても、本当にしてしまうととても暇になってしまう。
だったら、セミリタイアなんて最初から目指さない方がよいと思ってしまいますよね。
しかし、45歳以上のリストラが当たり前になりつつある会社員という状態で、本当に安心した将来設計ができるでしょうか?
どんなに優秀な実績を上げた人でも、会社に満足しているとしても、今後もよい状態が続く保証はありません。
次の人事で嫌いな上司の下になってしまうかもしれないし、
病気で働けなくなってしまうかもしれません。
家族の問題など、本人に原因がない事情で働くことができず収入が途絶えてしまうことだってないとはいえないのです。
自分の好きな仕事を選択できる自由を手に入れ、いつどうなるかわからない社会の中で、自分も家族も本当に安心できる生活を手に入れる・・・
そういうことのためには、収入源が必要不可欠です。
収入源や資産構築のモチベーションとして、セミリタイアを思い描くというのはいいと思います。
セミリタイアするわけではないけど、
いつでもそれができる状態になっておくというのは、
今後の不安定な社会を生きていく上で非常に有効な方法だと思います。

仕事は嫌いじゃないけど、やりたくない日だってある。
そんなときも自分にウソついてまでやるのはごめんだなぁ~