令和の時代になり、ますます庶民の生活は苦しくなるといわれていますが、それは、旧式の生活をする前提の場合であす。
お金のリテラシーを学び、賢く生きることができれば何も恐れる必要はないのです。
目次
出ていくお金をコントロールするだけでお金は残る
当たり前の話ですが、お金を貯めようと思ったら入ってくるお金を増やすか、出ていくお金を抑制するしかありません。
入ってくるお金をコントロールしようとするのは、簡単なことではなく、給料を上げたり副業したり、投資などて成功しなければなりません。
しかし、これらは能力やタイミング、運といった、自分ではどうすることもできない要素も必要なので、成功者とまったく同じことをやったとしても成功できません。
一方で、支出を抑制するという方法であれば、使うお金を減らせさえすればいいので自分でコントロール可能です。
なので、もしもお金を貯めようと思ったら、まずは支出を減らすことからはじめなければなりません。他方が成功率は高いと思います。
節約は大変だが、大きな買い物で特に注意すれば効果的
小さな買い物で細々と節約に励む必要はなくて、人生の中で数回しかないような買い物の時にしっかり注意するだけで、多くの人は簡単に人生のトータルコストを削減することができます。
人生で大きな買い物とは、次のようなものです。
- 新築マイホーム
- 保険
- 自動車
- 教育費
新築マイホーム

家などの大きな買い物に注意しながら効果的に支出を減らす
マイホームは新築で買った瞬間から一気に値段が落ちます。
新しくないとダメという人もいますが、ホテルはたくさんの人が利用しているという意味で中古なのにも関わらず、宿泊出来ない人はほとんどいませんよね。
古くたって、リフォームするという方法もありますし、新築である必要はまったくないのです。
家は通常、数千万円のお金が必要で、ほとんどの人は僅かな頭金と、みんな利用しているから安心という理由で35年ローンを組んでいる状態です。
しかし、35年ローンが本当に安心かどうかの判断は、ほかの人も使っているかどうかではなく、そのお金を払っていけるかで判断するべきです。
35年もかけてお金を払うというのは、よくよく考えてみるとかなり異常なことだと思います。
人生の多くの時間を家のために捧げる人生を歩むことになるのは火を見るよりも明らかなのです。
家は人が生きていく上で必要不可欠なものなので、遅かれ早かれ必ず選択を迫られる日が日が来ます。
その時に、本当に選択すべきものが何かを勇気をもって選択していくことが、余裕ある人生への近道だと思います。
医療保険

国民健康保険のイメージ
保険は、めったに起こらないけど起きた時に大きな損失になってしまう可能性がある場合に有効なリスクヘッジ方法です。
しかし、現在の日本の保険制度であれば、ほとんどの出費をカバーできてしまうので、民間保険に入る必要はありません。
たとえば医療費が100万円かがったとしても、3割負担で済むので3窓口での負担金額は30万円、さらに高額療養費として21万円が支給されるので、実際負担するのは9万円ということになります。
たった9万円で済む話なのに、民間の保険にはいる必要があるでしょうか?
もしも「ある」と考えた場合は、貯金が少なすぎるのではないでしょうか?
このくらいの金額を自己負担できるくらいのお金がない人は、保険に加入する価値があるかもしれませんが、そもそもそういう状態であること自体がやばいという意識も持つべきです。
ただし、自動車の保険や、登山で遭難したときに救助費用を負担してくれる保険などは有効だと思います。
これらの事故が起きてしまった場合、負担金額がかなり高額となってしまうので、たとえ発生頻度が低くても一度起きたら大変な損害になるかもしれないものの場合は、保険に加入した方がよいでしょう。
自動車

自動車のランニングコスト、維持費
自動車は買う段階ももちろん、ランニングコストもたくさん掛かります。
燃料やオイル交換など、使えば使うほどひつようなお金の他に、所有しているだけでも税金がたくさん撮られます。
都内近郊であれば鉄道などの交通手段はたくさんありますし、カーシェアなどのサービスもどんどん出てきているので、必ずしも自動車が必要というわけではないのでしようか?
地方はしかたないかもしれませんが、高級車に乗ったりしなければかなりの制約につながるはずです。
今の世代はかわいそう論は、旧世代のライフプランと比較するからそう見えるだけ
令和の時代になり、給料ががんがん上がる時代ではなくなったので、家も自動車も手厚い保険もとなんでもかんでも買いまくることはできなくなりました。
この傾向は平成からはじまったわけですが、令和になったからといって改善されるはずもなく、東京オリンピックを境にさらに悪化していくことが予想されます。
このような時代で賢く生きていくためには、良き時代を生きた親などの世代の言う事を聞くのではなく、自分が何を大切にして何にお金を使わないようにするかという優先度をしっかり考えて、それにしたがってお金を使うべきだと思います。
そのためには金融のリテラシーを学ばなければならないのです。