特にやることもなくセミリタイアしてしまうと、あまりに暇すぎてやることがないので逆に苦しい人生となってしまうだろう。
セミリタイア後に何をやるのかをはっきりとさせてから退職すべき。
目次
セミリタイアしても仕事に復帰する人は多い
せっかくセミリタイアを達成しても、飽きてしまって仕事に戻る人は少なくないらしい。
あるいは、セミリタイア生活といってもアルバイトなどの簡単な仕事に従事するなど、実際には仕事をしている人も多い。
アーリーリタイアではなく、セミリタイアという以上、何もしないという事ではないようです。
半分はリタイアかもしれないが、もう半分は働いたりボランティアしたり、社会に貢献する活動を行っているのが現状なのです。
自由すぎてつまらないことが原因
自由であることは、奴隷のような日々を過ごすよりはましなはず。
しかし、人間は贅沢な動物だから、念願の生活を手に入れても結局そのありがたみを感じられる時間は長くないのかもしれません。
それまでも1週間は「月火水木金土日」だったのに、「日日日日日日日」になってしまうのだから、メリハリがなくなってしまうのも無理ないですよね。
例えば、ゲームを考えてみましょう。
サッカーは足や頭だけを使って相手のゴールにボールを入れることを競うゲームだから面白いんです。
もしも手を使ってもいいし、ゴールももっとたくさん設置されていて、どこに入れてもいいというルールだったら面白さは半減してしまうのではないでしょうか?
選手のみならず、観客もルールを知っているからこそ面白い。
このように何かのルールや制限があるなかでも頭を使って頑張る過程があるからこそ、物事は面白いものになっていく。
もしも何をやってもいいし、自分の好きなようにできるとしたら、一見憧れるかもしれませんが、実際にはとてもつまらないものになってしまうのだと思います。
セミリタイア後にやることをしっかりもつ。ことが大切
もしもセミリタイアを目指すなら、今の生活の大半を占めている仕事がなくなった後に、何をやることになるかという事をよく考えた方がよいです。
セミリタイアはゴールではなく、はじまりにすぎないのです。
そこからもまだまだ人生は続くことを念頭に入れておきましょう!
もしも仕事に復帰したいならそれでもOK
例え復帰してもそれまでの仕事感とは異なる気持ちで仕事に取り組めるようになるかもしれません。
また、一度転職した経験があれば、最悪、退職しても転職してもなんとかなるということを知っているので、限界を超えたり理不尽な場合は自分から仕事をリセットすることができるようになるというのは大きいと思います。
もちろん、一般的には転職回数が多いほど転職は難しくなっていくので何度もチャンスがあるわけではありません。
しかし、それでも病気になるくらいなら退職が賢明ということはありえるのではないでしょうか。
セミリタイアは仕事を辞めることがすべてではない
セミリタイアというと、
南の島でのんびりとリゾートライフ
ゴルフ三昧
など、仕事とは無縁の生活を思い浮かべるかもしれませんが、別にそういうことをする必要はないのです。
仕事が好きならば仕事を続けたっていい。
ただ、やりたくないことなのにやらざるをえないという気持ちでやる必要がない。
というのが僕の考える理想のセミリタイア状態なのです。
実際、事業や投資で成功でもしないかぎり完全リタイアは難しい。
しかし、資産構築ができて、そこから多少の収入が得られれば、仕事に対する依存度を下げていくことが可能になる。
会社への依存度を下げていって、自分のライフスタイルから見てこれなら生きていけるという状態になった時に、その人にとってのセミリタイア状態になるんだと思います。