サラリーマンが大変なのは事実だけど、セミリタイアを目指すことが
最善の方法かというと、違うかなと思います。
40代でリタイアして今年5年目。最初はタイに移住しようと退職翌日に出国。でもやっぱり暇で帰国しairbnb開始。借金も無いから家賃収入のみでタイのbeachでのんびり暮らせるが暇に耐えられなかった。サラリーマンみたいに朝の通勤も無駄に感じる会議も営業ノルマも全ストレスが無いけど暇が一番辛かった
— のむのむ (@9gTUmun75jSQtmO) January 1, 2020
セミリタイアを達成すること自体とても大変なことで、仮に毎月の生活費が20万円だとしたら、年間で240万円必要になります。
この金額を資産運用で賄うとすると、5%の運用だとしても5000万円は必要ということになります。
つまり、セミリタイア達成のためには、5000万円の資産を構築しなければならないということです。
親がお金持ちな人や、高収入の仕事についている人ならば可能性がないわけではないですが、多くの凡人にとっては不可能もしくはできたとしてもいばらの道であることは容易に想像できるのではないでしょうか?
目次
セミリタイアを達成しても、多くの人にとっては退屈なものになる
セミリタイアや達成するための苦労は半端なものではなく、多くの犠牲が必要になるのが現状です。
では、これらの苦労の末、ようやく40歳にして見事セミリタイアできたとしましょう。
しかし、思っていたほどよい生活ではない可能性が高いのです。
もちろん、性格などのその人の属性で異なる部分なので、あくまでも自分の場合はどうかをシミュレーションしてみることをお勧めします。
特に大きなポイントになるであろう、独身か夫婦の場合とで比較してみましょう。
セミリタイア達成時に独身の場合の苦労とは?
セミリタイアというライフスタイル自体まだまだ知られていないので、家族は心配の目で見られることになるでしょう。
すでにパートナーがいるならばいいのですが、もしも今は独身でもいずれ家族を持ちたいと考えているのであれば、婚活するうえでただの無職としか見られず、不利な立場になる可能性があります。
セミリタイア達成時に夫婦の場合の苦労とは?
パートナーにセミリタイアとは何かを理解してもらう必要があります。
お互いの志向が共通していればいいのですが、将来の不安から難しい可能性があるかもしれません。
セミリタイア後は多くの時間を共にする可能性が高いので、共通点があるかが重要なポイントになると思います。
会社勤めの時は日中は会社に行っているので顔を合わせずに済みましたが、セミリタイア後は行かなければならない場所はなくなります。
ほぼ一日中一緒にいる可能性も高いので、共通の趣味が在ったり、あるいはそれぞれが趣味を持つなど、お互いに息抜きできる環境でないと喧嘩が絶えない夫婦関係になってしまうかもしれません・・・
セミリタイアしても幸福ではないかもしれない
セミリタイアして何もしない生活を達成しても、必ずしも幸せではない可能性が高いです。
世界一周旅行に行くとしても半年から1年間で終わってしまいますよね。
「その後」があることをしっかり考えるべきでしょう。
仕事が忙しかったり、自分にあっていないと辞めたくなったり逃げたくなったりしてしまいますが、だからといってセミリタイアが必ずしも答えになっていない可能性があります。
転職する、ライフスタイルを変えるだけで改善する可能性も!
多くの人にとっては、セミリタイアとかFIREなどのような非常に達成困難なことをやろうとするよりも、もっと簡単かつ短期的な改善できることをやった方がよほど健康的なのではないかと思います。
仕事を変えたり異動したり、引っ越ししたり・・・
自分の身の回りのライフスタイルを少し変えてみるだけで解決策になるかもしれません。
それでもセミリタイアしたいということであれば・・・
それでもセミリタイアしたいということであれば、ゴールデンウィークやお盆休みなどの長期休暇を利用して、セミリタイア生活をシミュレーションしてみるのもようでしょう。