「仕事で人間関係につまずくことが多い」
「上司やクライアントとのコミュニケーションが苦手」
「人見知りな性格なので苦労することが多い」
僕もコミュニケーションが苦手なのですが、苦手意識のある方も多いのではないでしょうか?
今回は、コミュニケーションが苦手な人がどんな風に仕事をしていったらよいか?どうしたら少しでも苦手意識を克服できるかについて考えてみました。
目次
コミュニケーションが苦手という人は意外に多い
文化庁の調査によると、コミュニケーションが苦手という人は実に全体の5割以上にもなるそうです。
初めてあった人と話をすることについて、どのように感じるかをアンケート
引用:平成23年度「国語に関する世論調査」の結果の概要(文化庁)
また、マイナビでも男女500人に同じようなアンケートを実施していて、7割近くが自分にはコミュニケーション能力がないと答えています。
特に、仕事を行う上でも悪影響を及ぼしているという結果もでています。
コミュニケーションが苦手だと感じている人は、自分の気持ちがうまく伝えられない、という悩んでいる。別に人と話さなくても構わない、と開き直っている人もいたが、上司や同僚・取引先などとうまくコミュニケーションできず、業務上困っている人もかなり多かった。
この調査を見るまで多くの人はコミュニケーションに問題はなく、会話に対して苦手と感じている人は少数派なのではないかと思っていました。
しかし、予想以上に多くの人がコミュニケーションに対して苦手意識をもっていることが分かります。

リーダー以上の立場になるとコミュニケーション力が必要不可欠になる
新入社員の時は、電話の受け答えや会議の議事録の作成など、基本的に上司からの指示で動くことも多く責任のある仕事はないと思います。
しかし、リーダーなどの中堅社員ともなれば、がんばってやったかどうかなんて問題ではなく、成果が出たかどうかが重要になってくる責任が求められることも多いのではないでしょうか?
部下や上司、クライアントの間で折衝しながら仕事を進める必要も多く、利害関係者とのコミュニケーションが必用不可欠です。
たとえプログラムを書くのが好きだからとソフトウェアのエンジニアになったとしても、経験を重ねていけば人と話をする機会が多くなってくるのではないでしょうか。
仕事は仕事と割り切ったところで、苦手はものは苦手なので、ストレスを貯めながらもなんとか仕事をこなしているのが現状かもしれません。
顧客とのやり取りは営業のみが行うものではなく、技術者の立場としてクライアントとの打ち合わせに出席する場面も多くなってきます。
また、上司への報告・連絡・相談に加えて、部下に気持ちよく仕事をしてもらうためにもただ指示を出せばよいというものではありません。
このようにどんな仕事でも利害関係者との円滑なコミュニケーションスキルが求められるのが現状なのです。
コミュニケーションが苦手な人はどう働けばいいのか?
コミュニケーションのスキルを磨いていくことも可能かもしれませんが、苦手であるならばどこかで無理をしているのが普通なので、できれば環境自体を変えてしまうのが望ましいですよね。
そこで、コミュニケーションが苦手な人がどう生きていけばよいか、可能性を考えてみました。
実務のスペシャリストを目指す
会社の中で課長・部長と出世していこうとすれば、コミュニケーションの力が特に必要になります。
しかし会社の中で生きていくのに出世だけということではないと思います。
こちらの本にも書かれているのですが、何か一つでも他人に負けない特技を持っていれば、「あいつは口下手だけど、〇〇のことは部署で一番くわしい」となれば苦手があっても大丈夫です。
エンジニアでいえば技術を磨いていくことなのではないでしょうか!
そういうぬきんでたスキルがあれば出世しなかったとしても肩身の狭い思いをすることはないのではないでしょうか!
コミュニケーションのセミナーなどに参加して改善を試みる
実務のスペシャリストとしての地位を築いたとしても、それでもコミュニケーション力とは無縁ではいられません。
完全に克服することはできませんが、対人関係や心理学についての講習会などに参加するのもおすすめです。
なんかめんどくさそうとか何かを売りつけられそうだからと敬遠してしまいがちかもしれませんが、結構ためになる話が聞けることも多いのでおすすめです。
余談:雑談が苦手な人はどうしたらいい?
仕事の話はいいんだけど雑談が苦手という人も多いかもしれません。
僕も雑談は苦手で、天気の話だったらなんとかできるけど、それ以外になったとたんに静かになってしまうというかんじでした(^-^;
天気の話の後何を話していいか分からないんですよね。

しかし、何も心配する必要はないのです。
本当にコミュニケーション力がなければ、仕事の話さえもまともにできないはずなんですから!
仕事の話なら可能ということは、根本的にコミュニケーション力がないわけではないのです。
単純に興味がないか、そもそも知識が乏しく、話すことが何も浮かばないという状態になっているだけなんですね。
だから、仕事の話はできるけど雑談が苦手という場合は、自分が興味がないニュースもチェックしてみるようにしましょう。
- スポーツ
- ドラマや映画
- 話題のテレビCM
雑談といってもそんなに広範囲の知識が求められることはなくて、このくらい抑えておけばほぼ問題ないですよ(^^♪
セミリタイアすればコミュニケーション力のあるなしは関係なくなる
もう一つの解決策は、セミリタイアしてしまうということです。
セミリタイアすればコミュニケーション力が必要になる場面は限られてきます。
そもそも仕事を自分で選ぶことができるので、苦手なことが見えなくなるくらい出来る部分を伸ばすことができれば食べていくこともできるでしょう。
また、声に出して対話することが苦手であれば、顧客との連絡をメールで済ませるようにするなどの工夫をすることだって可能です。
いろいろやり方はあると思います。
自分にあった方法を探してみてください。