今回は以下の記事の続きになります。
-
収入源を作り出すまでの考え方(1)
続きを見る
前回の記事の中で、フロービジネスは安定しているビジネスではあるものの、同時に収入の上限があることを書きました。
フロービジネスの代表としては会社員など、雇われて働く仕事です。
収入はを増やしていくため、会社への依存度を下げていくためにはサラリーマン稼業への自己投資は最低限にして、ストックビジネスへの投資をしていく必要があります。
そこで、今回はストックビジネスを構築していく方法について、より深く考えていきたいと思います。
といってもフロービジネスそっちのけでストックビジネスをやってもうまくいきません。
フロービジネスにも役目があるのです。
目次
フロービジネスの役目
僕はフロービジネスには以下のような大切な意味があると考えます。
資金作りと与信創造(融資の場合)
ストックビジネスは自分の持っているものやお金を活用したビジネスです。
つまりビジネスを始めるためには元手となる原資が必要なのですが、これを手に入れる最良の方法は働いて稼ぐことだと思います。
ストックビジネスの代表である不動産投資の場合、ある程度社会的な信用が必要となります。
上場企業の社員であったり、公務員だったりすれば、信用が高いのでお金をより好条件で貸してくれる可能性があるのです。
(僕は融資を使った投資はおすすめしませんが・・)
ストックビジネスが完成するまでの安定収入源
ストックビジネスは成功の保障のないビジネスです。
したがって、努力してもそれが報われないことの方が多いのです。
そんな時にもしも生活に困っていては心配でこんな足元のおぼつかないビジネスなど安心して取り組むことはできないでしょう。
ストックビジネスの構築はフロービジネスという、安定した収入源を持っている時の方が進めやすいのです。
ストックビジネスは数で勝負
フロービジネスはサラリーマンなど、労働による収入なので比較的安定した収入です。
しかし、ストックビジネスは事業経営という側面もあり、失敗がつきもの。
どんな事業が成功、失敗するか分からないので、なるべくいろいろなことを実践して、ビジネスの分母を増やすことで全体として平均化していく必要があります。
リスクが高いことを一つだけをやっていたらリスクが高くなってしまいますが、リスクが高いことを複数やっていれば、どれか一つがダメになっても別のうまくいっていることでカバーすることができます。
投資の世界で「卵を一つのカゴに盛るな」という言葉がありますが、これはストックビジネスにおける収入にも言えることなのです。
卵を一つのカゴに盛るな
卵を一つのカゴに盛ると、そのカゴを落とした場合、
全部の卵が割れてしまうかもしれません。
しかし、複数のカゴに分けて卵を盛っておけば、
そのうちの一つのカゴを落として卵が割れてしまったとしても、
他のカゴの卵は影響を受けずにすみます。
この考え方を投資に適用した言葉で、1つのものだけに投資をするのではなく、
複数のものに投資を行い、リスクを分散させた方がよいという分散投資の意味です。
ストックビジネスのポイント
次にストックビジネスのポイントについてみておきましょう。
- お金が働くので、お金の規模が大きいほうのが有利
- 事業の拡大性がある
お金が働くので、お金の規模が大きいほうのが有利
もっているものやお金を使って収入源を作っていくので、なるべく多くのものやお金があった方が有利です。
あと、時間も必要ですね。
事業の拡大性がある
フロービジネスの場合、収入の上限は決まってしまいますが、ストックビジネスはものやお金といった、自分の体とは別の資産によって収入が発生するので、ほとんど労働が必要ありません。
このことは、ビジネスに使わなければならない自分の時間がほとんどいらないということを意味するので、一つの収入源が完成したら、別の収入源の構築に時間を割くことが可能となります。
なので、収入に上限がないのが特徴なのです。
セミリタイアのためにはフロービジネスとストックビジネスの組み合わせが大切
ここまで読んだならもう大体お分かりかもしれませんが、フロービジネスもストックビジネスもそれぞれ良いとろ、悪いところがあり、互いに補うことで安定した収入源の構築が可能です。
以下の図のように、ストックビジネスは、初期の段階では失敗のリスクが高くフロービジネスからの安定した収入が必要不可欠です。
しかし、フロービジネスから得られたお金を原資として、ストックビジネスに挑戦していけば、少しずつストックビジネスからの収入のパイプを太くしていくことができます。
その結果、ストックビジネスの収入源は安定した、リスクの低い収入源となり、もうフロービジネスには安定性は不要となります。
これこそがセミリタイアを達成するために必要なステップだと思います。
安定とか、収入の多さで仕事を選択する必要はなくなり、本当にやりたい仕事をしたり、失敗する確率の高い仕事に挑戦してみたり、仕事をしないという選択さえできるようになるわけです。
なぜなら、安定した収入源をすでに持っているわけですから。
では、最後に全体のまとめを書きたいと思います。
まとめ
- ストックビジネスが確立されるまでは、フロービジネスの代表であるサラリーマンを辞めてはいけない
- ただし、サラリーマンだけやっていればいいわけではない
- フロービジネスからの収入源をベースとして、ストックビジネスをやることにより最終的にはサラリーマンだけをやるよりも安定した状態になれる
- そうすれば、もう何をしようが、あなたの自由!
-
収入源を作り出すまでの考え方(1)
続きを見る