ユーチューバーになるのは簡単だけど職業として成立させるのはとても難しい。
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将来なりたいランキングでも1位のユーチューバー
最近、子供のなりたい職業でユーチューバーが高い人気を誇っています。
こちらは、2019年に実施された将来なりたい職業のランキング結果です。
中高生が思い描く将来についての意識調査2019
ソニー生命調べ/全国の中高生1,000 名(中学生200 名・高校生800 名)にアンケート
2017年時点では「YouTuberなどの動画投稿者」は17%で3位にとどまっていましたが、2019年度調査では30%となり、1位に浮上してきました。
記事の内容を見ると、将来の夢として「お金持ち」になりたいというのが多数あり、楽しみながらお金持ちになれる=ユーチューバーという構図になっているものと思われます。
子供は身近で楽しそうに働く職業をやりたがる傾向があり、塾で忙しい最近の子供にとって、テレビ番組を見るよりも通学の途中などでユーチューブを見る機会の方が多いのかもしれませんね。
子供に限らず、大人たちも金銭的な面で魅力を感じて参入している人が増えてきました。
動画編集のための専用編集ソフトが低価格になったことに加えて、カメラなどの必要な機材も買いやすくなったことから誰でも簡単に参入できるようになったことが大きいのです。
現在ユーチューバーとして活躍し、巨額のお金を稼いでいる人達はまだこんなにユーチューブが稼げるとい世間で認識されていないときから参入している人たちで、お金のためというよりも単純に楽しいからという理由でやってきた人達です。
いいことづくめと思われれるYouTuberであすが、実はリスクがたくさんあることに加えて、現在稼いでいる人はもちろん、今後参入する人たちにとってはかなり厳してと言わざるを得ません。
そこで、今回はこの理由を解説していきたいと思います。
実はユーチューバーにはリスクがいっぱい
顔を出すリスク
特に子供のころから顔だしするのはリスクが高いです。
仮に成功しても失敗してもどちらも自分の顔が公共の面前にさらされるというこて変わりはありません。
有名子役が大人になって子供時代からは想像もつかないほど落ちぶれてしまったというニュースを一度は持たことがあるのではないでしょうか?
たとえば、ターミ―ネーター2で子役を演じた「エドワード・ファーロング」さんは有名です。
だれか同級生に見られでもしたら、学校でいじめの対象になってしまうかもしれないリスクをよく考えた方が良いのです。
プラットフォーム依存のリスク
ブログであれば、プラットフォームは必要なくてドメイン取得とwordpressの設定ができれば誰でも始めることができます。
しかし、動画を投稿できるサイトはユーチューブやニコニコ動画くらいしかく、これらのプラットフォームなしにはユーチューバーという仕事は成り立たないのです。
簡単に言えば、ユーチューブと取引している中小企業と大きく変わりません。
もしもユーチューブが倒産したり、サービスを中止してしまったら今までの苦労が水の泡になってしまうのです。
ユーチューブがなくなってもニコニコ動画があるじゃないかと思うかもしれませんが、同じ稼ぎが得られる保証はありませんし、実際にはユーチューブよりもニコニコ動画の方が早く倒産してしまうかもしれません。
倒産までいかなくても、広告収入を得ることを難しくするように一方的に規約を変更されたりするかもしれません。
このように、現時点で稼げていたとしても、今後どうなるか見通しがまったくわからないという、自分ではコントロールできないリスクがあまりにも高すぎるというのが現状なのです。
大きな会社や芸能人がどんどん参入してくる
このように今現在稼げている人も今後どうなるかが分からないのに、わらに悪いことがあります。
ユーチューブが稼げることが世間に知られてしまったので、芸能人がどんどん参入しているのです。
・ローラ
・ダルビッシュ有
はっきりいって、個人が作った動画よりも芸能人の作ったチャンネルの方が圧倒面白いです。
最近だけでもこんなにたくさんの芸能人が入ってきているのが現状ですが、今後もさらに続くでしょう。
彼らは顔を出して面白いコンテンツを作るプロなのです。
しかし、面白いことだけではなくて、最近は教育的なコンテンツもどんどん入ってきています。
・中田敦彦のYouTube大学
予備校さながらの授業を受けることができます。
・予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」
自分が高校生のときにこういうコンテンツがあったら今はもっと違っていたかもしれないです・・・
しかも、教え方がうまくて何度でも見ることができるので本当に便利です。
昔、僕は代々木ゼミナールという予備校のサテライト講座を受講したことがあるのですが、あんなものに高いお金を払う必要はないわけですね(^^♪
今後会社が参入してくる
ブログであれば検索エンジンで検索して、キーワードの良し悪しでクリックされますが、動画だと見た目がすべてといっても過言ではないでしょう。
やはり誰が作ったかとか、アイキャッチ画像の見た目で選ばれてしまいます。
テレビのスタジオを持つ会社であればなおさら参入しやすいですよね。
今後は大手企業などの資本と人をたくさんもつ会社が参入してくる可能性が高いです。
よほど面白いコンテンツができる人でなければ対等に戦えないのではないでしょうか?
個人が片手間で手を出せるようなものではなくなっていく
もしもユーチューバーをはじめたいならね今すぐ始めましょう。
一日も早く参入して、チャンネルを育てていかないととても間に合いません。
現在も多くの芸能人や会社の参入が続いており、ますます厳しくなっていくことが予想されます。
こんな状況の中で、会社に勤めていて動画撮影の時間に限りがある個人が勝てる唯一の武器は、先行者利益だと思います。
しかし、参入をもたもたしていたら唯一のその利益を失うことになってしまうのですから、今すぐ動くべきでしょう。
もしやるならスキマを狙う
もしそれでもユーチューブをはじめるのであれば、どんな動画を撮影するのか?
というコンセプトをしっかり考えた方が良いです。
一番いいのは、今現在だれも手を付けていない分野であるということ。
ただ、これは相当難しいですよね。
そこで、ある分野の更に細かい分野という風にニッチな分野に絞っていきましょう。