
ハイリスクな投資はハイリターンが当たり前です。
しかし、ハイリターンのものを複数組み合わせることでリスクが下げられるのはあまり知られていないかもしれません。

一般的にローリスク・ローリターンとか、ハイリスク・ハイリターンと言われます。
これは、リスクの高いことをやるとお金の失うかもしれない可能性が高いものの、成功した場合に得られるものが大きいということを表します。
お金持ちはそもそもローリスクで生活できる
お金持ちはそもそもお金を持っているので持っているお金の運用だけで十分生活していくことが可能です。
また、お金持ちは僕たちが思っている以上に堅実で節約家のため、そもそも生活に多額のお金を必要としない場合がほとんどです。
これはなぜ彼らがお金持ちになれたかを考えれば当然で、お金をどんどん使ってしまうようならそもそも資産を築くこともなかったわけです。
一旦お金もちになりさえすれば、そこからはリスクの低い投資で運用しながら生活していくことができます。
問題はどうやってお金のある状態になるということですね(^-^;
僕らのような一般庶民がお金もちになろうと思ったら、利回りの高い投資をしていかなければなりません。
普通の人が経済的自由を手に入れるためにはハイリターン投資が必要不可欠
十分なお金を持っているならば、たとえば1億円とかあった場合、それでリスクの低い債権を購入して年間100万円くらいの収入を何の苦労もなしに得られます。
でも、僕たちのような一般庶民の場合、持っているお金にも限りがあるので、債権などのローリスク商品で運用していたのではおこづかいレベルにはなるかもしれませんが、これで生活していくというのは難しいです。
普通の人がセミリタイアするためにはある程度太い収入のパイプが欲しいので、これではなかなか目標が達成できないですよね。
普通の人がセミリタイアするためには、リスクが高いことに挑戦していかなければならないのが実情でしょう。
リスクが高いということはお金を得る可能性がある一方で、失う可能性もあるということです。
経済的自由を目指して投資をしているのに、そのお金を失ってしまったのでは、ふりだしに戻るだけ。
なので怖いからやらないという結論になってしまいます。
そんなわけで普通の人は何もやることができずに、文字通り「普通」の人から抜け出すことができません。
ハイリスクに投資は単独でやると危険
例えば、株やFXを考えればわかるのですが、投資して儲かる可能性もあれば、損する可能性もあります。
しかし、このことには解決方法があります。
それは、投資する対象を分散するという考え方を持つということです。
株の格言で、「一つの籠にすべての卵を盛るな」という言葉がありますが、このことはなにも株だけに通じているわけではないのです。
実はこれには現代ポートフォリオ理論と呼ばれる、学術的な裏付けがあります。
難しい理論なので興味のある人は自分で調べてもらいたいのですが、簡単に説明すると以下のようにものです。
たとえば
A 利回りが10%で、リスクが10の投資に全額投資し場合、当然、10%で、リスクが10。ところが、Aに加えて、
B 利回りが8%で、リスクが10の投資の2つに同額を投資した場合
平均を計算して9%で、リスクが10となりそうですが、実際には、利回りは9%で変わららず、リスクは10ではなく、より低い値になる。
これは、株式投資の場合の例なのですが、さまざまなものにも同じようなことがいえると思います。
リスクが高いことは、なるべく少なくしてリスクの低い投資ばかりやりたくなってしまいますが、リスクの高いことを少しだけやることはかえってリスクを高くしてしまうのであって、リスクが高いことにどんどん挑戦していかなければならないといえるのではないでしょうか?