評判がよいソーシャルレンディング、OwnersBook(オーナーズブック)のメリット・デメリットをまとめてみました。
こちらは初心者の方にも人気があり、募集開始からわずか5分くらいで完売してしまうことが珍しくありません(;^_^
今回はオーナーズブックさんが主催のセミナーにまで行って担当者の方に直接質問した結果などもまとめました。
ソーシャルレンディングの初心者におすすめの記事です。
目次
OwnersBook(オーナーズブック)は不動産特化型のソーシャルレンディング
OwnersBook(オーナーズブック)を説明の前に、まずはソーシャルレンディングとは何かを見ていきましょう。
ソーシャルレンディングとは?
ソーシャルレンディングは、投資家と資金を必要とする事業者をマッチングして貸付を行うことで配当金を得ることができるサービスです。
ソーシャルレンディングは投資家と事業者の間に入って投資希望者を募り、物件情報を厳選して投資家に紹介してくれます。
投資家のメリット(お金を貸す側)
簡単でほったらかしで高利回りの資産運用が可能
事業者側のメリット(お金を借りる側)
銀行などから比べる場合と比較してより容易に資金調達が可能
OwnersBook(オーナーズブック)の仕組みと特徴

OwnersBook(オーナーズブック)の特徴は、不動産特化型のソーシャルレンディングということです。
運営会社であるロードスターキャピタル株式会社には不動産の専門家が多数在籍しており会社として不動産に関する経験が豊富です。
このため投資先として適切な不動産を扱ってくれる可能性が高いといえます。
OwnersBook(オーナーズブック)のメリット、評判
OwnersBookへの登録で得られるメリットを見ていきましょう。
評判1 1万円からはじめられるのがよい
不動産投資というと普通、多額の費用が必要になりますが、少額から挑戦できるのがソーシャルレンディングの特徴です。
以下のグラフでも分かるように、オーナーズブックを利用される方の多くは累計投資額10万円以下という方がほとんどです。
累計投資額の分布

評判2 安定した財務基盤と堅実な経営で安心
ロードスターキャピタル株式会社は2017年9月に東京証券取引所のマザーズ(ヤフーファイナンスで確認)に上場している会社です。
財務諸表などのIR情報なども適切に公開されているので、不透明なソーシャルレンディングの中ではかなのり安心できるのではないかと思います。
サイト上で公開されている財務諸表を確認しても、毎年経常利益、純資産が順調に増えていることが分かります。

評判3 専門家が多数在籍していて安心
不動産関係の業務経験が豊富な有資格者が多数在籍しています。
-
- 不動産鑑定士:5名、米国不動産鑑定士:1名、英国不動産鑑定士:1名
- 宅地建物取引士:22名
- 貸金業務取扱主任者:7名
- 公認会計士:2名、米国公認会計士:2名
- 弁護士:1名
等
(2018年12月時点)
評判4 ITのスペシャリストが在籍してシステムを運営しているから安心
情報セキュリティスペシャリストなどの高度なIT資格を持つ専門家による運営が行われており、内部監査、外部の専門業者によるチェック体制により万全のシステムが構築されています。
お金を扱うシステムなだけにセキュリティ対策が万全であるということは非常に重要なポイントだと思います。
評判5 メディアでも紹介されていて人気が高い
ポータルサイトや新聞、雑誌など様々なメディアで紹介されています。

また、オーナーズブックを利用している方の年齢層を見ると、20~30代の若者の割合が57%と非常に高いことが分かります。
年齢別の投資家割合

1万円からはじめられるので、自由になるお金が限られる若年層の間で評判が高いです。

OwnersBook(オーナーズブック)のデメリット、リスク
オーナーズブックのデメリットやリスクについて確認しましょう。
利回りは他のソーシャルレンディング会社と比べて劣る
投資家として一番気になるのは、お金がどのくらい増えるのかということだと思います。
OwnersBook(オーナーズブック)の予定利回りは4.5%~5.0%となっています。
銀行に預金した場合と比較すれば圧倒的に有利な利回りですが、他のソーシャルレンディングの利回りと比較べて少し劣っている感じがしますね。
- SBIソーシャルレンディング 3.2%~10.0%
- クラウドバンク 6.9%
- CREAL 4.1~4.3%(まだ始まったばかりなので実績は少ない)
しかし、ハイリスクハイリターンという言葉があるように、ハイリターンな投資はハイリスクなものが多いのも事実。
投資した大切なお金を失うことにならないためにも、ハイリターンの裏にあるリスクを考えるべきだと思います。
リターンが劣るからといって投資に適さないということはありません。重要なのはリスクとリターンのバランスです。

途中解約が出来ない
他のソーシャルレンディングでも同じですが、一度投資したら運用が完了するまでキャンセルや途中解約はできません。
あくまでも余裕資金で運用しましょう。全財産を投資するのはとても危険です。

元本保証がない
他のソーシャルレンディングでも同じですが、銀行の預金とは異なり元本保証はありません。
1つの投資案件に多額のお金を投資するのはやめましょう。
また、OwnersBook以外のソーシャルレンディングにも分散しましょう。

人気が高くすぐ売り切れになる
募集開始から5分程度で売り切れることが多いです(^-^;
OwnersBookさんの扱う投資案件は数千万円規模であることと、人気の会社ということもあってすぐに完売してしまいます。
しかし、何度か投資して攻略方法をが分かってきたので参考までにご紹介したいと思います。
オーナーズブックの申し込み成功率を上げる方法
- 18:00から募集開始がほとんどなので、確実なアクセスのためにもPC利用を推奨
- 17:55頃にログインして待機
- 最初の1分間(18:00~18:01)は更新しない
- 18:01以降に申し込みを開始
なぜ(3)のようにするかというと、18:00をすぎてからすぐに更新ボタンを押すと、アクセス集中でページの表示が遅い場合があるのです。
ページが途中まで行ったのにエラーなどが発生してしまうと、最初からやり直しなんてことにもなりかねないので、アクセスが落ち着いてくるタイミングで申し込んだ方が確実なのです。
人気があるといっても募集が完了するまでに5分程度の余裕があるので、慌てて申し込み必要はないのです。

また、投資募集の案内が、募集開始日の朝の8時20分前後に発表されることが多いので、確実に申し込むためにもその時間帯にオーナーズブックからメールが来ていないか確認するのがよいと思います。
初心者向けのセミナーに参加してみました
OwnersBookさんは都内の本社にて定期的にセミナーを開催しています。
初心者向けコースと経験者向けコースに分かれていましたが、今回は初心者向けのセミナーに参加してみました。
それぞれの対象者は以下のとおり。
「初心者向けコース」の対象者
- 株式や投資信託には投資経験があるが(又は興味があって勉強しているが)クラウドファンディング、ソーシャルレンディングのご経験がない方
- 不動産の知識が全くない方
- マンション投資やJ-REIT含め、不動産投資のご経験がない方
- 案件詳細ページの見方をくわしく知りたい方
- まずは少額投資してみたい方
「経験者向けコース」の対象者
- クラウドファンディング、ソーシャルレンディングのご経験があり、今後より積極的に投資していきたい方
- 不動産の知識が少しでもある方
- マンション投資やJ-REIT含め、不動産投資のご経験がある方
- 案件詳細ページを基本的に理解していて、さらに深く内容を知りたい方
- 投資額を増やそうと考えている方
会社の雰囲気とセミナーの様子
ビル1階のエレベーターホールにある表札です。
オーナーズブックを運営しているロードスターファンディング、ロードスターキャピタルの文字が確認できますね。

2018年10月に本社を銀座ファーストビルに移転したばかりということで、備品なども新しい今風のオフィスでした。

セミナーは講義のようなスタイルで、スライドをプロジェクターで投影しながら進められました。

人気で評判の高いソーシャルレンディングだけあり思った以上に会場はこんでいました(^^♪
一緒に参加した方を見ると、多くの方々が会社帰りのサラリーマンといった様子でした。
セミナーの内容は以下のとおり。
第1部: ロードスターキャピタル株式会社及びOwnersBookの概要説明
なぜ不動産へ投資を行うのか、その中でもなぜクラウドファンディングなのか、そしてクラウドファンディングにおけるOwnersBookの特徴についてご説明いたします。
また、OwnersBookを運営するロードスターキャピタル株式会社の事業内容や、今後の展望についてご説明いたします。第2部: 座談会形式での質疑応答
ロードスターキャピタル株式会社役職員を交えて、座談会形式でご参加いただいた皆様と親睦を深めながら、日ごろ疑問に思われていること等を皆様とともに解消していきたいと考えております。
前半の第1部は予定より早く終わり、後半の質疑応答がメインといった内容でした。
質疑応答のまとめ
オーナーズブックの担当者さんに直接質問できる座談会で、出席者から出た質問や意見をご紹介します。
募集開始時刻について

なぜ募集開始は18:00なのでしょうか?
理由は大きく2つあります。
オーナーズブックを利用する方の多くはサラリーマンのため、仕事の時間にかぶらないようにするためです。
応募が殺到して万一システムの不具合が生じた場合でもすぐに対応するために朝早すぎたり夜遅すぎる時間を避けました。
申し込みが間に合わない件

5分で完売してしまうのをなんとかしてほしい
抽選方式などもアイディアとしてあるが、毎回外れてしまう方が出るなど不公平になる可能性もあるため現行のような先着順の方式としています。
ただ、抽選方式も検討しているので今後この方式が採用される可能性もあります。
投資案件の良し悪しの判断基準

投資対象を見極めるコツがあれば教えて下さい
オーナーズブックの各案件で示す「物件リスク分析」という項目を見てください。
物件のロケーション、稼働率単位、スポンサークレジットが公開されており、リスクの大きさを視覚的に確認できるので、ここで自分が許容できるリスクなのかを判断してほしいです。

また、LTV(Loan to Value 担保掛目)を公開しているので、それを参考にしてほしいです。
「LTV = 貸付金総額 ÷ 不動産の評価額」で計算できる指標で80%以下であることが評価ポイントです。

上記の場合、不動産の評価額が1億3800万円、貸付金の総額が1億1000万円なのでLTVは79.7%ということになります。
オーナーズブックの社員の方にいろいろと質問することで疑問点が解決できただけではなくて誠実な会社なんだというのがよく理解できました。
セミナーを開催することで疑問を直接中の人に聞くことができる機会を設けてくれている点が、誠実で好感のもてる会社であると感じました。
OwnersBook(オーナーズブック)の運用実績
僕もOwnersBook(オーナーズブック)の利用を始めました。
以下のようにマンションや商業ビルなどに投資しています。

(画像をクリックすると拡大表示します)
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