IPOで当選するためにはもたくさん申し込みが大切です。
しかし、使える資金が限られている個人投資家としては、どのようにしたらいいでしょうか?
目次
IPOで当選したければ主幹事証券を狙うが鉄則
その答えは、当たる確率の高い証券会社を優先的に申し込む、つまり、主幹事証券会社を集中して申し込みするということです。
2019年のIPO実績を調査して、どこの証券会社が主幹事としての取り扱いが多かったかを集計してみました。
まずはこちら↓↓をご覧ください。
これは、ソフトバンク(携帯電話の会社)が上場するときの証券会社一覧なのですが、赤枠のところがその他の会社と比較してたくさんの株数を扱っていたことが分かります。
この赤枠で囲んだ証券会社と、囲んでいない証券会社の違いはなにか?
左の方を見てほしいのですが、赤枠で示したIPO取り扱いの多い証券会社は「主幹事証券」となっていますね。
一方、扱う株数が少ない証券会社は「引受証券」となっています。
つまりIPO投資で当選確率を上げるためには、主幹事証券に優先的に申し込む必要があるということです。
2019年の実績から口座開設しておきたい証券会社はこれだ
以下は2018年の主幹事としての扱いが多かった証券会社ランキングです。

2019年IPO主幹事取り扱いランキング
このグラフを見ると、10件以上の主幹事を務めたのは大和証券、SMBC日興証券、野村証券、みずほ証券と4社であっことが分かります。
例年であればSBI証券も多くのIPOを扱うのですが、2019年はちょっと少なかったですね。
ここに出ていないマネックス証券や楽天証券などは、主幹事としての取り扱い自体は0件でしたが、引き受け幹事としての実績は多数あります。
しかし、限られた資金を有効的に活用しようとすれば、なるべく当選しやすい証券会社に申し込みたいので、口座開設が必須の証券会社ではありません。
第一位 大和証券
2019年、年間の主幹事としての扱いが一番多かったのは大和条件でした。
2018年の時も上位4位以内に入って位会社なので、IPO投資をする人にとって絶対口座開設が必要な会社といって間違いないと思います。
こちら↓↓は大和証券でIPOに当選した方々のコメントです。
ランサーズ、大和で3枚当選、1枚補欠。
これはヤバイやつじゃ。。#IPO pic.twitter.com/K0YSxcx2SU— るふぃ (@sub3_ipo) December 9, 2019
#ランサーズ 当選しました🤔 #IPO #大和証券 pic.twitter.com/2uiERNs45q
— よっしー@IPO (@IPO47481921) December 8, 2019
第二位 SMBC日興証券
こちらも毎年主幹事以外でも多くのIPOを扱う会社となっています。
しかし、口座数が多いためか僕は最近まったここの会社で当選できていません(^-^;
「ブックビルディング申し込み時点で資金が必要になる」ということと、落選だった場合にはほぼ確実に「補欠当選」という扱いになるため、長期にわたって資金が拘束されてしまうのが難点です。
たくさんのIPOに申し込み場合、たくさんの資金が必要なのに、SMBC日興証券に拘束されてしまうので、より多くのお金が必要になってしまいます。
そしてこの繰り上げ当選で更に問題なのは、よほど不人気のIPOでもない限り、繰り上げ当選することはまずありません。
ほとんど可能性のないことのために資金を拘束されてしまうのです。
ネットの評判はこんなかんじでした。
FNS歌謡祭お疲れ様です🌙1回見逃したけど+600円ありがとうございま〜す🤣
IPO当選したマクアケは初値売却してめでたく11万円以上のプラスとなりました🥳
終値は・・・見なかったことに🤫
そして今日は日興証券でSREホールディングスが当選してました😅
今度のはそろそろやばいかな😧 pic.twitter.com/Bdmnusvym2
— 守銭奴コアラ@投資家 (@syusendokoala) December 11, 2019
第三位 野村証券
知らない人はいないというくらい日本の証券業界では大手の会社です。
ただあまり当たったことはありません。
金持持ちを優遇しているのでしょうかね。。。(^-^;
JMDC IPO 野村證券で当選していました😊😃
微妙ですが、「野村證券で当選」が嬉しい‼️— やまてん (@ya_ma_ten) December 9, 2019
第四位 みずほ証券
IPOの取り扱いはそれほど多いとは思いませんが、大手企業だけあって扱う場合は主幹事になる場合が多いような気がします。
大手の証券会社なので、安心して申し込むことができます。
4482 ウィルズ のIPO
みずほ証券で当選してました。みずほ証券で初の当選です。
初値上がるかな。 pic.twitter.com/ojCkgExkR8— 城山龍馬 (@decchi_ryou) December 7, 2019
第五位 SBI証券
今回のランキングでは5位と低調になってしまいましたが、IPOでは絶対外してはいけ証券会社だと言えます。
なぜかというと、日本で上場しているIPOのほとんどをSBI証券は扱っていますし、申し込みから結果が出るまでが早いのが特徴です。
また、たとえ落選してしまったとしても、IPOチャレンジポイントが貰えるので、これを集めることでいつか確実にIPOに当選できる日がくるというのが大きなメリットです。
ネット口コミは以下のような感じでした。
IPO200株当選なう
バルテス(4442)東証マザーズ pic.twitter.com/fP5MZlwZhh— えいたろう (@atarocom) May 21, 2019
2019年と比較して上位5社の顔ぶれは変わらないが順位は大きく変動
2019年初等にも似たような記事を作ったのですが、その時のランキングとはずいぶん違う結果になりました。
ランキング上位5社の顔ぶれは全く同じなのですが、5社のランクが大きく変わったように思います。
↓こちらが2018年の結果
↓こちらが今回(2019年)の結果(再掲します)

2019年IPO主幹事取り扱いランキング
【予想】2020年度のIPOはどうなるのか?
最近のIPOは小粒のような会社が多く、当たったら利益は期待できるものの、株数が少ないためなかなか当たらないという状況になっています。
今後もその傾向は続きそうなので、IPO投資にはきびしい1年になるかもしれませんね。
だからこそ、戦略的かつ無駄のないようにコツコツと投資をしていきましょう!
証券会社の口座開設は申し込みから開設までに時間がかかる場合がほとんどなので、十分余裕を持って口座開設をしましょう。