行動経済学って知っていますか?
行動経済学の研究によって明らかになったことなのですが、ボーナスを与えられると、その翌月はボーナスをもらえた月よりも仕事のやる気が落ちる効果があるらしいのです。
目次
社会的モチベーションか金銭的モチベーションとは?
人が何かをやるときのモチベーションには、
・社会的なモチベーション
・金銭的なモチベーション
の2種類があります。
社会的なモチベーションとは、この仕事をやれば誰かの役に立つ、環境問題が解決できる、というような社会的な意義をモチベーションの根拠とするものです。
一方、金銭的なモチベーションとは、この仕事をやれば報酬がいくらもらえるというような、モチベーションの根拠がお金の場合になります。
社会的モチベーションか金銭的モチベーションは同時には成り立たない
この二つの概念は共存するものではなくて、社会的なモチベーションで仕事をやっている人が同時に金銭でもモチベーションが出るということはないそうです。
例えばの話で、教師という職業を考えてみますと、単純に金銭だけを求めるならば割に合わない仕事だそうです。
やはり、子供が好きとか、誰かに教えることが好きというような人でない限りは、教師という職業は難しいのです。
だから、教師という職業は社会的なモチベーションで動いている要素が大きいのですね。
しかしここで、学級全体の平均点をこのくらいまで上げられたら、給料を何パーセントか上げるというような条件を提示されたらどうでしょうか?
先ほども言ったように、教師は社会的なモチベーションで仕事をやっています。
加えて、社会的なモチベーションと金銭的なモチベーションは共存できない・・・
このことから、今回の場合教師は急に現実的になってしまい、こんなにがんばってこんなけしか給料が上がらないのなら、がんばる意味がないように感じてしまうのです。
こんなことなら、最初から給料を上げるなんて言わないで、ただ学級全体の平均点を上げてほしいということだけ伝えるだけの方が効果的だったわけです。
自分が社会のためにやっていると思っていた仕事に、突然値段がつけられてしまうのは不愉快なことですよね。
金銭的モチベーションだけで会社勤めするのは辛い
では、続いて会社員の場合で考えてみましょう。
僕の勤めている会社に限らず、他の会社でもそうだと思いますが、会社に勤めるというのはとても大変なことのように思います。
今までは会社に入れば安定した人生が遅れると考えられていましたが、これはお金の視点で考えた場合であり、健康や自由な時間など、トータルで考えれば割に合わないものになりつつあるのだと思います。
だから「金銭的モチベーション」のみでサラリーマンを続けていくのはとても難しいのではないでしょうか?
昔であれば、幸せになるためにお金が必要でした。
白黒テレビしかもっていない人にとってカラーテレビを買えば簡単に幸福を
感じることができたい思います。
しかし、今はものがあふれかえっていて、ものによる幸せは感じられない時代になっているのではないでしょうか?
物によって得られる幸福が小さくなってしまった以上、物を買うためのツールであるお金の価値もまた小さくなってしまったのだと思います。
そんな時代では、金銭的モチベーションで会社に勤めるというのはなかなか難しいですね。
社会的モチベーションで働ける仕事につくことが大切
これからますますサラリーマンは社会的モチベーションで働く必要性が大きくなっていくように思います。
特に、副収入がある人ならばなおさらその割合いは大きくなっていくのではないでしょうか?
何よりも社会的モチベーションで働いている人は仕事を楽しみながらやっている可能性が高く、残業代のあるなしに関係なくいつでも仕事のことを考えることをい嫌がらないのでどうしても業務の品質で劣ってしまうことも多いと思います。
お金のために嫌いな仕事をいやいやこなすよりも楽しみながら仕事できた方がいいにきまのっています。
金銭的モチベーションで働らかなくてもよいように、資産運用や副業を実践して、一日も早く社会的モチベーションで働けるようになりたいものですね。