僕は就職氷河期世代の末端世代なのですが、運よく就職できました。
しかし、僕がもしも新卒で就職に失敗して、連日テレビで放送されているようにひきこもりや無職になっていたとしたら、そこからどうやって挽回していただろうかと想像することも少なくありません。
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宝塚市の3人採用枠に全国から1600人の応募が殺到!
NHKニュースの、「就職氷河期対象の採用試験3人の枠に1600人」によると、
兵庫県宝塚市で「就職氷河期」世代を対象にした正規職員の採用試験が始まり、3人程度の募集に対し、1600人を超える人たちが受験しました。
とのこと・・・
応募者数1600人とかはまさに愚かな行為で、普通に就職するよりも難易度が高くなってしまっていますよね。
宝塚市が1600人の中から採用者3人を決める方法がどんなだったかはわからないのでなんとも言えないですが、結局応募者の中から採用者を決めるためには点数で評価するしかなかったと思います。
そうするとどうしても経歴など、数字的に評価しやすい要素が入ってしまうような気がします。
どんなに小さな一歩も無駄ではない
そういう意味で、今回の求人に申し込んだ人のほとんどは無謀な賭け事をしていたということになると思います。
しかし、採用されたのはたったの3人だったけど、この機会に申し込んだ1600人は無駄だったのかというそうではないと思います。
面接でも試験でも、やっぱりある程度数をこなさないとうまく対応することは難しいのです。
何年も家に引きこもりしていた人ならばなおさらのこと。
結果として1600人の応募という途方もないことになってしまいましたが、ここまではいかずとも、ある程度熾烈な競争になることは想像できたのではと思います。
この流れに乗ろうとして、たとえできないかもしれないと思っていても挑戦した人はすごいなと思います。
世の中全体としてはリストラなどの暗いニュースが絶えないですが、一方でこの世代の人を支援しよう!サポートしようという方針が高まっているのですから、そのチャンスを踏みにじることなく、つかみ取っていくべきだと思います。
就職氷河期だからよかったという考え方もある
宝塚の就任式で中川智子市長は、「弱い立場に寄り添い、苦労を生かした仕事に期待しています」と激励したそうです。
就職氷河期だからこそ、分かることもある。
むしろかわいそうなのは、就職氷河期と定義される範囲に年齢が入っていなくて、支援の対象からにならない無職の人だと思う。
そういいだすときりがないかもしれないが、範囲に入っていたならチャンスをものにすべきだと思います。
今までは大変だったかもしれないけど、今回就職のチャンスが得られたというのはある意味素晴らしいことなのではないでしょうか?
今まで支援してくれなかったこと腹を立てるのではなく、もう一度やってみようと思ってこのチャンスをつかむべきです。
自分がもしも就職氷河期でかつ無職だったらどうするか?
僕は就職氷河期ではあるものの、運よく就職できました。
しかし、もしも就職できずに現在の年齢(36歳)まで無職だった場合どうしたらいいかと考えてみました。
そもそも就職をあきらめて別の道を模索する
考えられる一つの道として、会社に就職するというのを早い段階であきらめて、自営業などを始めているのではということです。
世の中にはたくさんの働き方があるので、会社に入ることだけが仕事ではないし、自立でもないですから。
時間はかかるかもしれませんし、安定性もないかもしれませんが、それでも自営業とか、他人に認められなくたって身一つで始められる仕事をやると思うんです。
就職氷河期の採用に意欲的な会社に応募しまくる
ただ、自分でビジネスをやるのはとても難しいことだし、失敗する可能性もあります。
既に出来上がったビジネスの仕組みの中に入れてもらった方が安心ではあると思います。
そういう意味では、自営業を細々と続けながらも、チャンスを信じて就職活動をひたすら粘り強く頑張り続けているかもしれませんね。
僕がもしも無職の状態で、就職を望んでいたなら、やっぱりこの機会を逃さないように全国の可能性がある場所に申し込んでいるかと思います。