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就職氷河期世代は不幸ということはない、他の世代と比較して相対的に不利だっただけ

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就職氷河期

 

ここ最近、就職氷河期の支援策やこの世代を対象に採用を募る自治体などが盛んに出てきていますね。

 

政府も30万人の正社員化を目指すとしています。

 

就職氷河期世代が社会の犠牲者というのは言い過ぎ

僕自身も就職氷河期世代の末端なので、自分が支援されるかは別としてこの世代の人達が支援してもらえるということは喜ばしいことだと感じています。

 

こういう支援が打ち出されている一方で、自分が学生だったころを思い出してみると今の新卒の人と比較すると、求人の数は確かに限られていたように思います。

 

しかし、当時はそれが仕方がないことだという風に考えていたし、そういう現実の知ったうえでどうするべきかを考えていたようにも思うのです。

 

なので、就職氷河期世代に生まれたとしても何かしらできたことはあったはずで、社会の犠牲になったというのは言い過ぎなのかなというのが僕の考えです。

 

フリーターになるから就職なんて必要ないと思っていた

当時、僕が高校生や大学生のころ、割とみんな就職できなかったらフリーターになればいいという考えがあったように思います。

 

もし就職できなかったら大変だと思えば、なにがなんでも就職したと思うのですが、逃げ道があると、つい妥協してしまうもの。

 

僕が20歳の学生の時にコンビニでバイトしていたのですが、そのコンビニには20代後半の人がたくさんいました。

 

いま考えてみると彼らがまさにフリーターでしたね。

 

学校はすでに卒業していて、社会人となっていた彼らは、コンビニの仕事で得られる収入で生活しているような感じでした。

 

当時、雑談の中で彼らが言っていたのは、かなえたい夢があるとか、自由度の高い職場で働きたいということだった気がします。

 

しかし、それ以上に多かったのは「なんとなく」という人でした。

 

特にやりたいことがあるわけではないので、見つかるまでの仮の仕事みたいなかんじで、バイトしているという人が多かったような気がします。

 

今の時代、フリーターというとネガティブなイメージを持つことが多いと思うのですが、当時はフリーターという言葉に対しては悪いイメージを持つ人はあまりいなくて、なんとなくそういう生き方を許容している風潮があったように思います。

 

楽な方へ流されやすい若者であれば、とりあえずフリーターになれば人生の方向性を確定しないことが許容されると考えたのではないでしょうか?

 

そんな感じで始まったやりたいことが見つかるまでの仮の仕事という状況は、居心地がいいのでついつい長居してしまう傾向にあります。

 

また、同窓会でたまに旧友に合うと、みんな似たり寄ったりな感じで、みんながそうなんだからこれでいいんだ、問題ないというふうに変な安心感がありました。

 

先輩が就活で苦戦しているということをよく知っていた

その一方で僕はというと、自分のやりたいことがはっきりしているわけではない一方で、何かしら就職しなければという焦りのようなものはありました。

 

そんなわけで本を読んだり学校で時々開催される会社説明会などに参加したりしていました。

 

学校の就職課などにいけば、先輩たちがどういう会社に就職して、どのくらいの就職率なのかは分かりました。

 

数十社受けてやっと受かったという先輩の話を聞いて、そのくらいの会社を受けてやっと内定が得られるものなんだと就職の難しさを知ることで、自分も同じように早く、そして粘り強く活動しなければならないんだなと感じたことを覚えています。

 

また、たくさんの企業を受けるという事は費用も時間もかかるということなので、軍資金を貯めたりなるべく早い段階から就職活動をはじめるなど、就職活動に失敗しないためにさまざまな準備を行っていました。

 

単に就職活動をするだけではなくて、そもそも将来何になりたいのかを考える自己分析も本を参考にしていました。

 

当時、杉村太郎さんの絶対内定という本はバイブルみたいな認識でした・・・

 

 

 

バブルが弾けた翌年の大学生だったら、それまで先輩から聞いていた状況とはまったく異なる就職難になってしまうわけですから就職活動は難航したと思います。

 

しかし、バブル崩壊後、十数年と続いた就職氷河期の中で、その大変さを理解していれば就職活動に対してさまざまな対策をする時間はある程度あったはずだと思うのです。

 

なので就職氷河期の人は、それまでのバブル時代や今の状況から見たら確かに恵まれていなかったといえると思いますが、就職氷河期なりの対策をとることができたのではないかと思うのです。

 

時間や費用の面でやりたくてもできなかった。

 

就職の情報が得られなかった。

 

という事情もあるのでなんとも言えないところではあります。

 

少なくとも、バブル世代の先輩と比較してつらいとか大変だという意識もなかったし、政府や学校の支援が不十分という意識も当時はなかったように思います。

 

当時は、就職とはそういうもんだと割り切っていました。

 

アルバイトやっている人よりも正社員で働いた方が楽だし安心だと思う

当時学生時代を思い返してみると、アルバイトの人は極端に正社員を避けていたように思います。

 

朝から晩まで働かなければならず、夢のための時間が確保できないというのがその理由でした。

 

しかし、実際会社に就職したとしても意外に時間ってあると思うのです。

 

ブラック企業に入ったり、通勤時間が長時間必要な会社に就職しさえしなければまず時間に困る心配はありません。

 

それよりもアルバイトの方がよっぽど大変なのではないかと思うのです。

 

外食チェーンなどに行くと忙しそうに注文を受けたり運んだりしているウェイターの姿を見ることができます。

そういう光景を見ると、本当に大変そうだなぁ~と思ってしまいます。

 

自分にはああいう仕事はできないだろうなぁ~と思うんです。

 

僕から見たら、外食チェーンで働いている人ってすごいと思いますよ。

 

仕事によって違いはあると思いますが、僕の感覚ではアルバイトを続けるのって相当きついし、正社員とかのフルタイムで働いた方がよほど楽なのではと思ってしまいます。

 

まとめ

当時はフリーターはかっこいいとすら思っていたところがあると思います。

 

しかし、それから数十年経て分かったのは、フリーターの末路は就職できなかった中高年になったということでした。

 

でもそれは結果であって誰にも分らなかった未来。

 

自分の信じた道を進んだのならばそれもまた1つの人生だったんだと思います。

 

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