最近読んだ「サラリーマン「ダブル収入」実現法」について紹介したいと思います。
サラリーマン「ダブル収入」実現法―お金はもう自分でつくるしかない!!!
石川 貴康 (著)
このブログでも何度も取り上げてきた、サラリーマンの収入だけではなくて複数の収入源を作るということにフォーカスした内容となっています。
今や定年まで勤めるという時代ではない
まずは書物の最初の方で以下のような言葉があります。
組織に帰属し、真面目に働き、給料をもらって、ルールをひたすら守って、定年まで勤める。これが日本のメインストリームだった時代は終わった。
まったその通りですね。
今更、否定する人はいないと思います。
最近では大手の企業であった東芝も風前の灯となってしまいました。
誰がこんな状況を想像したでしょうか?
僕が大学院生だったころ、ちょうど売り手市場のころで友人の何人かは東芝
への就職を決めていました。
今頃彼らはどうなったことやら?
怖くて聞くこともできません・・・
崩れゆく未来が見えているなら行動に移せ
大企業といえどもいつこんなことになるか分からない時代において、一つの企業に属するなんてことはまったくバカげてたことであることは誰が考えても明らかなこととなっています。
でも多くの人は行動が移せないのではないでしょうか?
しかしよく考えてみてください。
沈む船に乗っていたら、船が沈むまでは命は保障されるが、その生命はすぐに尽きてしまう。海に飛び込めば溺れてしまうかもしれないが、命綱の仕組みさえ作っておけば心配はない。
会社を沈みかけた船に例えると、船が沈没するまでは確実に命の保障があります。
しかし、現実的には船は沈みかけているのであって、誰がどうやったってこの流れは止めることができないのではないでしょうか?
だからこそ、海に飛び込む必要があるのだと思います。
もちろん、予想していた以上に波が高くておぼれ死ぬリスク
はあります。
でも、助かる可能性だってあるわけです。
究極の選択になるかもしれませんが、サラリーマンの多くが、少しでも生きのれる可能性のある選択肢を取るべきではないでしょうか?
今まではのことはすでに誰もが知っている事実。
では、いったいどうしたらいいのか!
後半はどう行動するのかということが書かれています。
お金は道具、使わなければ意味がない
著者はお金の価値はどんどんなくなっていくことは歴史的な事実なのであって、お金を貯め込むのではなくて、お金を使ってキャッシュフローが得られる
仕組みを作っていくことが重要だといっています。
経済活動にはお金は不可欠。交換の道具としては欠かせない。だからこそ、価値が変動するお金を貯め込むのではなく、キャッシュフローが得られる仕組みを作り、小なりといえども資本家・資産家を目指すべきなのである。
お金はそもそも幻の産物であり、日本円の価値は下がり続けている。お金は単なる交換の道具でしかないととらえ、貯金が有効でない事実に目を向けて、価値が下落していくお金を貯め込む以外の方法を模索した方がいいと思うが、あなたはどう思うだろうか?
キャッシュフローを生み出すのは不動産であるとはいうものの、
実際には土地だけでは意味がなくてねその土地の上にアパートなどの建物
が立っていて、それを人に貸すことで初めて意味を成とのことです。
あとはキャッシュフローは生み出さないが、今後おすすめなのは「金」への投資とのことでした。